JK1SPQの休日なシャック

設置場所アンテナ

シャックが2つあるわけ

私はシャックを2つ持っています。 いずれも自宅なので、普通の民家にアンテナがあるだけで特別なものではありません。 仕事の関係で、平日の生活拠点は都内にありますが、週末は設置場所としてある栃木の自宅に戻ることが多いです。 自動車で90kmしか離れていないので、とくに苦にならない距離です。

私の免許では200Wまでの出力が許されてますので、しっかり200Wを出して、DXを楽しむことを考えました。 都内の自宅は狭いベランダですので、HFの大型なアンテナを設置することはできません。 思いっきり楽しめるよう、栃木の自宅にアンテナを上げたわけです。

アンテナを上げて気付くこと

電波の飛びはHFのハイバンドがよくありません。 関東平野の縁に位置し、北西方向は安蘇山塊が迫り、ヨーロッパやアフリカ方面をブロックしています。 北東方向は川筋に開けてはいますが、やはり安蘇山塊が邪魔をして北米方向がよくありません。 それでもアンテナを上げられたことに感謝し、ワッチによる相手局の早期発見と相手局の設備に頼ることで海外との交信を楽しめています。 DXCCは何とか14MHz,21MHz,28MHzで、100エンティティを超えることができました。

50MHzについては、さらに条件が厳しいです。 東京方面にも山があるため、1エリア内であっても大田区のビーコンがかすかに聞こえる程度です。 アンテナを南西に向けると、三重のビーコンが聞こえますが、こちらの方が強く感じます。 それでは2エリアや3エリアとグランドウェーブによる交信は容易かというと、そうでもありません。 相手局は東京にアンテナを向けますので、若干の角度の違いで交信のチャンスを逃すことがあります。 スキャッタがでれば、7エレ八木と200Wは威力を発揮します。 Eスポは栃木県との距離の関係で北のEスポには弱く、西と南西のEスポは有利です。

大切なリグ

初めて買ったリグは、思い入れが強いと思います。 私は16歳の時にTS-520Vを購入しました。 あまり活躍することもありませんでしたが、ミッドウェイ(KH4)のDXペディションでは、パイルアップの中を10Wで交信できたことが思い出として残っています。

2019年に入って、TS-520Vの送信ができなくなりました。 今では受信しかできませんが、少しずつ受信周波数がずれてくる信号を聞きながら、1970年代の技術を感じています。